超私ごとですが、二週間前、階段から派手に転落し、尾てい骨損傷で全治一か月の診断を受けました。
今回の私の怪我は一時的なものなので、どうあれ出口があると思えば大したことはありません。
その上、私には同居する家族がいて、近くに助けてくれる両親もいます。
でも、核家族化が進んだ現代、役員で町内を回ってみても、お年寄りのみで暮らす世帯が増え、
子供さんなど親族が近くにいないケースも多くあります。
元気なうちはいいですが、衰えていく不安は、いかばかりかと思います。
ちょっとこの荷物を移動したい。
本当はこの家具、あっちにあった方が便利なのに。
この自転車処分したいんだけどなぁ。
そんな日常のささいなあれこれを、日々、少しずつあきらめ飲み込んでいくうちに、
望まずして家がモノであふれたり、またそのモノにつまずき怪我をしてしまったり。
そんな風にして、要支援、要介護へと進んでしまうお年寄りをはじめ、体の辛い方々はたくさんおられるかもしれません。
私は父母一人二役の、母子家庭の母でしたが、
三人で暮らすアパートにこんな張り紙をして、子供たちを育てました。
「愛と感謝と想像力」
その言葉は、今も変わらず私たち家族の中に、
そして新たに、私が仕事をする上での信念としても生き続けています。
自分や人様を大切に、
いつも目に見えぬおかげさまに感謝しながら、
人の痛みを慮り、寄り添う仕事を、
これからも丁寧に心を込めて積み重ねていこう。
改めて、深く心に誓う、貴重な今を過ごしています。
